【ZENDAMANインタビュー】新たな時代を切り開くレゲエ祭「ロッコンレゲエ祭」ついに開催!

レゲエ新時代(ニュージェナ)アイコン・ZENDAMANがおくる『ZENDAMAN Presents ロッコンレゲエ祭』が2025年2月22日(土)、聖地・横浜ベイホールで開催。

ZENDAMANがジャマイカでの生活を記録し、現地から発信し続けたYouTubeチャンネル「Zenda Mi Zenda」。その初期から彼を支えてきた名物キャラクター、ロッコン師匠 a.k.a Algebraがついに来日を果たす。そんなメモリアル的イベントとして、2024年9月開催がアナウンスされていたロッコンレゲエ祭は、台風10号の影響で無念の延期に。

 
 
 
 
 
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そして延期発表直後、来年2月のリベンジ開催がアナウンス。以前から発表されていた、ZENDAMAN、ロッコン師匠 a.k.a Algebraといったアーティストを筆頭に、ASOUND、CHOZEN LEE、Jr. Dee、Jr. Santa、PUSHIM、RudeBwoy Face、Ringo Fr. DUNNS RIVER、SOMAJI、U the Starr、VIGORMAN、湊、バンドとしてCHALISSS CREWがこの公演のためだけのSPバンドメンバー編成で、サウンドにFUJIYAMA、JAH WORKS、LIFE STYLE、さらにオーディション「ROAD TO ロッコンレゲエ祭」の勝者が、ロッコンレゲエ祭に参加する。シークレットゲストもお見逃しなく!

今回の開催ではラインナップがさらにパワーアップ。CHOUJI、CORNBREAD、妖艶金魚、HAN-KUN, 775らに加え、NANJAMAN、PAPA B、PAPA U-Gee、Jr.Deeなどレゲエシーンを牽引してきたレジェンド・アーテイストたちの出演が発表された。話題のラガヒップホップチューン「We Are Freah」で新境地を切り開くZENDAMANのアティチュードを感じ取ってほしい。

ZENDAMANがジャマイカで過ごしてきた日々、待望のロッコン師匠の来日ライブ、そしてここ日本でのレゲエ新世代の台頭…。導かれていくそのすべての祝祭ロッコンレゲエ祭のチケット先行受付はe+で2025年2月21日(金)23時59分まで。

 

ロッコンレゲエ祭開催に最して|ZENDAMANインタビュー

−ロッコンレゲエ祭、いよいよですね。ついにロッコン師匠との日本でのイベントですが、いかがですか?

ZENDAMAN:念願なので楽しみですね。たぶんジャマイカ人がまず誰1人、ロッコン師匠が2回も日本に来るなんて、想像していなくて。ジャマイカではずっと売れなかったけど、外で歌い続けていたんですよね。それを自分のYouTubeをきっかけに、日本で知られるようになって、ここまで来たんで、ストーリー的にはここが1番見せ場です。

MEDZ MUSIC:ジャマイカでは、師匠のようにアーティストと名乗りながら、日の目を浴びず、下積みがとても長くて何十年も続くこともあります。「外で歌い続けていた」の部分を説明すると、レコーディングスタジオの外で、名もないアーティストが自分を売り込む文化があるんです。アーティストたちは、スタジオに来る音楽関係者を待ち構えて、そこで歌を聞かせて営業する、みたいな感じですね。日本のキャッチぐらいグイグイやります!ちなみに、ZENDAMANが師匠のよくいるスタジオを訪れた際に絡まれたのがきっかけで、師匠は話題になりました!

ロッコン師匠との出会いから、ジャマイカでの師匠とのラバダブなど、ロッコンレゲエ祭に至るまでの出来事をチェックしておくと、よりバイブスが高まった状態でイベントが楽しめそう!

−ロッコンレゲエ祭を開催しようと思ったきっかけは?

ZENDAMAN:まず、なんでこのロッコンレゲエ祭をやろうと思ったかというと、2年前に横浜レゲエ祭が終わってしまったんですけど、みんな平和のためにムーブメントを起こしていて、これを止めるわけにはいかないなと思いました。先輩のイベントに、若いアーティストが呼ばれることはありましたが、自分らでイベントをやっているってのはなかったんです。けど、やっぱり俺はどうしても、もう1回レゲエの時代を作りたかったので、若い奴らで、自分でやるしかないと思って。

中には、若い奴らのルールを毛嫌いする人もいたりするんですけど、それも覚悟の上です。ヘイトも受けるぐらいの覚悟がないと、新しい時代は作れないと思っています。もう1度、人でいっぱいになっているレゲエ祭を作っていって、レゲエが今盛り下がっていると言っている人や、昔のレゲエ全盛期に活躍していた方々にもその熱を見せたいですね。最近TikTokerなども増えてきて、数でレゲエアーティストを見られると、全然有名じゃないみたいに見たりする人もいるんですけど、マジみんなめちゃくちゃすごいアーティストなんで、それを知らない人には感じてほしいですね。

−若いアーティストから、長年レゲエシーンで活躍してきたアーティストまで、幅広い出演者がそろいましたね。

ZENDAMAN:全ての世代をひとつにできるって、レゲエにしかできないことだと思っています。レゲエは単なる音楽のジャンルを超えて、平和や愛(ONE LOVE)、団結(UNITY)の精神を、ジャンルの軸として持ち合わせているから。世代間で考えも違うし、ジェネレーションギャップがあるから、先輩と後輩で分かれちゃうこともあるんですけど、レゲエはその違いをピースでひとつにする力があると思います。今回のロッコンレゲエ祭では、2000年初期あたりの横浜レゲエ祭に出演していた方々も呼んで、新しい若手アーティストたちも参加してもらうことを考えていました。やっぱり世代ごとに分かれると意味はないと思うので。

MEDZ MUSIC:2000年代は、レゲエブーム期でもあり、今回のロッコンレゲエ祭に出演するニュージェネレーションのアーティストが生まれた世代でもあります。ジャパニーズレゲエのシーンが本格的に花開いたのは、2000年代になってからです。三木道三がミリオンセラーを記録し、FIRE BALLやHome Grownといった本場に負けない本格派アーティストが登場しました。また、PUSHIMや湘南乃風などがJ-POPシーンで活躍する時代でもありました。

−これまでの日本、ジャマイカのレゲエシーンと、ZENDAさんが作っていく「新たなレゲエの場」の違いを一つあげるとしたら?

ZENDAMAN:そうですね。ジャマイカを習うだけじゃなくて、その文化も入れつつ、日本のスタイルに昇華していけたらいいなと思っています。日本人には日本人ならではの伝えるべきメッセージがあると思ってて。レゲエはジャマイカ発祥の音楽なので、そのジャマイカの要素がなくなると、音楽としての説得力が薄くなっちゃうんで、ジャマイカの文化を日本に持ち込みながらも、日本のスタイルに消化して、メッセージを届けるような音楽を作りたいですね。今回のロッコンレゲエ祭も、カルチャーのクロスオーバーが生まれることを意識していました。聴いているみんなが、よりいい方向にいけるようなメッセージを届けたり、聴いているみんなが幸せになるような内容を伝えていきたいです。

−ライブの見所を、可能な範囲で教えていただけますか。

ZENDAMAN:今回は、全ての出演者セクションはバンドが担当します。特別なライブ体験という意味では、バンドに勝るものはないです。パソコンでトラックを流して歌うだけだと、だいたい同じような感じになるんですけど、バンドでやることで、その瞬間にしか生まれない空間やエナジーの波動、魂を揺さぶる体験を作り出せるんで、それを楽しみにきてほしいです。このイベントは、カルチャーがぶつかり合って混ざり合う、リアルな体験です。ぜひそのバイブス(熱量)を感じてほしい!ただ見てるだけじゃもったいない!体ごと飛び込んで、コミュニケーションするように全員参加型で一緒に楽しんでほしいです。

−参加するみなさんに一言お願いします。

ZENDAMAN:いつも通りの、そのままの自分で来てもらえたらいいです。絶対に来てよかったと思うので、楽しみにして来てほしい!

 

ロッコン師匠インタビュー

−ついに日本のファンに向けてパフォーマンスする日が来ましたね。今どんな気持ちですか?

Finally, you are performing for a Japanese audience. How do you feel right now?

ロッコン師匠 a.k.a Algebra(以下、Algebra):楽しみです!日本人は素敵な心を持っていて、好きです。
Excited! I love Japanese people. Japanese people have a good heart.

−どんなメッセージを届けたいですか?

What message do you want to convey to the Japanese fans through your performance?

Algebra:コンシャスなメッセージとバイブスですね。
Conscious message and vibes.

ZENDAMAN:悪いことではなく、正しい方向でのよいバイブスを伝えたい、ということですね。これは Consciousness(コンシャスネス)と呼ばれ、ネガティブな言葉を含まず、ポジティブなメッセージだけを伝えるという意味です。例えば「神に感謝しましょう」といったようなものですね。ロッコン師匠はキリスト教徒で、「ロッコン」という言葉を悪魔を追い払う意味で使っています。

また、銃のようなニュアンス(銃で標的を定めるみたいな意味です)も含まれていますが、それは人を傷つけることが目的ではありません。子どもたちが聞いても安心できるような、ちょっと言葉遊びもしているロッコン師匠なりのユーモアを加えた神に感謝するメッセージです。彼にとっては、ポジティブなエネルギーを守るために、邪魔をする存在や、悪魔を追い払いたいという思いが込められているようです。

−日本のレゲエアーティストたちが集結します。いっしょにステージを作ることについてどう思いますか?

Japanese reggae artists will be gathering for the Rukum Reggae Festival. How do you feel about sharing a stage with them?

Algebra:みんなと直接会って挨拶したいです。このロッコンレゲエ祭にたくさんの日本のアーティストたちが出演することが本当にうれしいです。ニュージェネレーション(新時代)のアーティストたちが参加していることもうれしい。PAPA U-Geeにも、会えるのが楽しみです。

I wanna meet and greet with everyone. I am so happy that many Japanese artists are being booked for this Rukum reggae festival. I am glad that young Japanese artists are part of it. Even the veteran  PAPA U-Gee, I’m excited to see him.

ZENDAMAN:PAPA U-Geeさんのことを知ってたみたいで、ジャマイカで会ったことがあったみたいです。

MEDZ MUSIC:憶測ですが、PAPA U-Geeさんが89年と、93年から2年間ジャマイカに滞在したときに出会っていたと思われます。

−「ロッコン」の由来は?

Could you tell us the background of the name “Rukum”?

Algebra:その日、スタジオで音楽アーティストであり画家でもある知り合いと一緒に絵を描いていたんです。彼が「外に行こう」と誘ってくれて、外に出た瞬間、誰かが「ロッコン」って言っているのがどこからか聞こえたんです。その瞬間、なんだか「これ、曲になるかも」ってピンときたんですよ。直感的に、これは何か特別な感じがしたんです。それが、神の導きだったのかなとも思っています。迷わずそのスラングを曲にして、形にしていったんです。

I was at the studio with an artist who is also a painter. While we were painting, he said, ‘Do you want to go outside?’ and we heard someone say ‘Rukum’ I thought, ‘This could be a song’ and turned that slang into a song.

ZENDAMAN:10年以上歌って曲も出してきたけど何ひとつ売れないから、もうDeejay辞めるって言ったらしいんですよ。でも、アメリカにいるジャマイカにいた知り合いが、ロッコンコン…はマジでハマるからって言われて、これで歌ってくれって言われてトラックが送られてきて、辞めるとか言わないでくれ、絶対これでいったらいけるみたいな。

Algebra:それで楽曲『Ru Kum』はヒットソングになりました。私にとって大切な曲です。RukumのRは“リラックス、関係、本質”。Uは“団結”。Kは“優しさ”。Uは“揺るがないもの”。Mは“真の価値” ここでは笑いを意味します。

And “Ru Kum” became a hit song. It’s my mercy song.

R of the Rukum is, Relaxing, Relationship, Reality
U is Unity
K is Kind
U is Unbreakable
M is Merit, that means “laughter”

ZENDAMAN:そんな意味だったの?知らなかった!

TIAMies:今話してくださったことが、今回のロッコンレゲエ祭に繋がっていると思うと感慨深いですね。

Special Thanks!
今回の取材にご協力いただいたカフェ
Quintet(@quintet.2013

 

LIVE Information

ZENDAMAN Presents ロッコンレゲエ祭
Supported by THE CAP. HARUNA. adidas|atmos

2025年2月22日(土)
OPEN15:00/START16:00
会場:横浜ベイホール

ACT
ZENDAMAN/ロッコン師匠 a.k.a Algebra
ASOUND/CHOUJI/VIGORMAN
PUSHIM/CHOZEN LEE/PAPA B /HAN-KUN/775
RudeBwoy Face/NANJAMAN/Jr.Dee/PAPA U-Gee
湊/Ringo Fr. DUNNS RIVER/妖艶金魚/CORNBREAD
Jr.Santa/SOMAJI/U the Starr/Yoppy/Tanzi
SECRET GUEST

SPECIAL ENTRY
ROAD TO ロッコンレゲエ祭2025 WINNER

SELECTOR
FUJIYAMA/JAH WORKS/LIFE STYLE

BAND
・Mi3 (Key.)/KICKERMAN HIROSHI (Dr.)/CHALLIS (Ba.)
外池満広 (Key.Degital.)/SEIJIman (MPC.)/田中レイ (Dr.)
Usami(Gt.)
・Unruly BE BAND

TICKET (一般発売中)
¥6,500 + 1DRINK |スタンディング|
URL:https://eplus.jp/rokkonreggaesai
受付期間:〜売り切れ次第終了

【注意事項】
・中学生よりチケット必要、小学生以下は大人1名につき1名まで入場無料(小学校高学年のお子様は保険証など年齢のわかるものをご持参ください)
・再入場禁止

企画制作:株式会社MEDZ/CREATIVEMAN PRODUCTION

 

ZENDAMAN
Instagram / X / YouTube / YouTubeチャンネル「Zenda Mi Zenda Z」

幼少期からレゲエに囲まれて育ち、18歳にして単身修行のためジャマイカへ。現地の生活を記したYouTubeチャンネル 「Zenda Mi Zenda」で次々と奇跡的なガイダンスに導かれて 成長する姿が話題を呼び、日本にもその名が逆輸入。今最も多くの注目を集めるディージェイだ。

持ち前のオールドスクールなラガマフィンスタイルとGACHA(MEDZ MUSIC)がプロデ ュースする最新式ダンスホールの融合によって、2020年にリリースされた待望のデビューアルバム『ZENDA MI WORLD』 は幅広い層からの支持を獲得。さらには全編パトワ語で唄った”ChopShop”がジャマイカでヒットし、現地の紅白歌合戦ともいえる国民的イベント〈STING 2022〉に出演と、彼の大躍進は止まるところを知らない。

日本からジャマイカ、そして世界を繋ぐアイコンとして期待を背負ったZENDAMANのVIBESストーリーは、傍観するより共に体験した方が圧倒的に楽しいアトラクション。君もこの航海に飛び込んで、切り拓かれていくジャパニーズレゲエの新時代に帆を上げよう。