「Body & SOUL 2024」をレポート!そこでは、音楽を愛するものみんながひとつになっていた【プレイリスト公開】

ニューヨーク発のパーティー『Body & SOUL』が2024年6月23日(日)、東京・キラナガーデン豊洲で開催された。TIAMiesも参加し、その様子を取材した。

昨年に続き、今年も東京湾を一望するロケーションで、数千人の観客を魅了した。この日はあいにくの雨だったが、そのことを忘れるくらいに、パーティーシーンのレジェンドたちFrancois K.・Danny Krivit・Joe Claussellのパフォーマンスを楽しんだ。

多様性を象徴するイベント

会場に入ってまず思ったのが、参加者の年齢層が広いということ。若者から中高年層、家族連れまで、さまざまな年齢層と背景の人々が、ひとつの空間で音楽を楽しんでいた。

Body & SOUL自体が「人種、ジェンダー、年齢、経済の隔たりのないパーティー」としてデザインされているからだと思う。ここでは、誰もが平等に楽しめるように工夫されていて、その多様性がイベントをより魅力的なものにしていた。子ども用のヘッドフォンを準備しているのもそのひとつ

 

パーティーシーンのレジェンドたちが、みんなをひとつにする

ニューヨークを代表する3人のDJが、バック・トゥ・バック(数名のDJが順番に演奏するスタイル)で多彩なサウンドを奏で、ステージを盛り上げた。

セットでは、ダンスミュージックからソウルフルなメロディまで多岐にわたり、観客はリズムに合わせて上下に揺れたり、心地よく揺れたりしていた。なかでも、今年はアフロビートや、歌詞つきの曲が大きな歓声を呼んでいた印象。

18:00ごろにゆったりと身体を動かせるような曲をいくつか挟み、夜が深まるとともに再びアップビートなダンスミュージックへ。フィナーレに向かって、会場のエネルギーをさらに高めていく。

とくに盛り上がりを見せたのが、20:00を過ぎたころに流れたThe Brand New Heaviesの『You Are The Universe』。会場全体が「You Are The Universe」と口ずさむシーンに、ジーンときた。

DJ中に音楽に身を委ねるJoeの姿も、この日の印象深いシーンのひとつ。会場にいた数人が「DJ中のJoeの姿いいよ」と教えてくれるくらい、みんなから見てもそうだったみたい。Joeの情熱がそのまま音になって、私たちに届いていた。

▼流れていた曲のプレイリスト(5曲)

 

ライティングマスターArielが生み出す、光と音の共鳴

 

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音楽だけでなくライティングも、その場のエネルギーを高めてくれていた。Arielによって手がけられた照明システムは、夜が深まるにつれて会場全体を彩り、音楽との調和を見事に演出。ライトの点滅と音楽のリズムが絶妙にシンクロし、会場全体が一体となって盛り上がっていた瞬間は忘れられない。

音楽イベントで欠かせないのが、フードとドリンクだ。フードはキューバサンドやカレーなどがあり、ドリンクはハイボールやカクテルなどのアルコール類はもちろん、ノンアルコールドリンクも提供された。

イベント当日は雨が降っていたものの、キャビンにカバーが被せられていて、雨に濡れずにそこで食べたりくつろいだり、踊ったりできた。

 

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音楽を楽しむ人たちの笑顔で会場全体が満たされる様子は、まさにこのイベントの本質を象徴するものだった。「音楽を心から愛するものたちの結びつきで生まれるパワーに、気づかされる・再確認する」。Body & SOULが持つ意義が体現されていた。

会場には、1人で訪れている人の姿もちらほら。1人で参加しても、フロアに入れば前後左右の人たちと音楽を楽しめるような環境になっている。来年の開催を目指しているということなので、1人での参加を検討している人も大丈夫。みんながひとつ(仲間)になる場所だから。

 

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