『Good good not bad』渋谷で見つける、コーヒーと音楽がある日常
TIAMiesが訪れた、街のミュージックステーションを紹介するこの企画。今回は、2024年3月に1周年を迎えた渋谷のコーヒースタンド『Good good not bad(グッド グッド ノット バッド)』を訪れた。
列がわずかにできてはなくなる、というような忙しさと同時に印象的だったのは、店内に流れる心地よいR&B、ソウルミュージック。
コーヒーはもちろん、音楽も日常には欠かせないという方に、ぜひ『Good good not bad』をおすすめしたい。
渋谷駅から井の頭通りを抜け、オルガン坂を少し登ったら左手に細く続くのが無国籍通り。そこを曲がったところで、淡い青色の壁、窓からは柔らかい光が溢れるお店が見えてくる。
奥渋谷「CAMELBACK」監修のコーヒーメニュー
『Good good not bad』は、”コミュニティコーヒースタンド”として、2023年3月宇田川町にオープン。朝から夜までいつでもコーヒーを楽しめるという、“エニタイムコーヒー”を提唱している。
コーヒーメニューは奥渋の人気コーヒースタンド「CAMELBACK」監修。香ばしく酸味の少ない中深煎りのブレンドは、ショップのテーマである「どんなシーンにもコーヒーを」の文字通り飽きのこない味で、日常的に通う人がいるのにも頷ける。
アニマルフレンドリーなのも、誰にでも開かれた店づくりのこだわりのひとつだ。
アイスコーヒーを片手に音楽に体をゆらす
店舗名は、カナダのインストゥルメンタルバンド、BADBADNOTGOODに由来する。昨年の来日の際には、もちろんGood good not badを訪れていたようだ。
そんな音楽との関係性を感じるこのコーヒースタンドでは、R&Bの心地よいサウンドがお客さんたちを包む。エスプレッソドリンクを片手にミルクのスチーミングの音に耳を傾けるのは、コーヒースタンドに足を運ぶからこそできる体験だ。しかし、店内に流れる音楽と相まって、家にいるかのような落着きも感じさせてくれる。
流れていた音楽は、ヴィブラフォン奏者 ROY AYERSプロデュースの80年代のガールズグループ EIGHTIES LADIES(エイティーズ・レディース)や、一時代を築いた音楽ジャンル フィラデルフィアソウル の勃興にも大きな影響をあたえた The Intruders(イントゥルーダーズ)など。
▼この日流れていた曲のプレイリスト
“コミュニティコーヒースタンド”としてオープンしたこともあり、不定期でイベントも開催している。1周年の記念イベントは、7人のDJを招き行われた。
音楽好き、コーヒー好き、ファッション好き…が集まり、DJライブに耳を傾けながら、コーヒーを片手に会話を弾ませる。多くの人が、“新しい社交場”としての店の雰囲気や時間を楽しんでいるようだ。
常識にとらわれない、新しいコーヒースタンドのかたち
コーヒーを飲みたいならコーヒーショップへ、音楽を聴きたいならクラブやライブハウスへ、友達とチルに会話したいならカフェへ、など目的に応じて楽しむことができる場所がたくさんあるのが渋谷だ。
一方Good good not badは明確な目的がなくても、「なんとなく」来たくなるような、日常に溶け込んだような場所のように感じた。コーヒー、音楽、空間づくりやサービス。どれかの質が欠けていては、そんな気持ちにはならないだろう。
現代人のニーズは、自分たちが思っている以上に複雑化してきているし、言語化できないものだから、一対一の答えは見つけられないということを示しているようにも思う。
まずは一度訪れてみて「なんか明日も行きたいな」という感情をぜひ楽しんでほしい。
Good good not bad(グッド グッド ノット バッド)
東京都渋谷区宇田川町4-8
営業時間:10:00-19:00(日~木)/11:00-22:00(土日)
最寄駅:渋谷駅
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